21世紀歴史教育研究会主催
高大連携オンライン公開講座2025「21世紀の大分岐を考える」第4回 「アメリカの覇権衰退後の世界―過去の事例から考える―」 1 主 旨
本講座は、日本国憲法第21条集会・結社・表現の自由、第23条学問の自由に基づき、高等学校の地歴公民科教員及び大学教員によって結成した任意団体〈21世紀歴史教育研究会〉が、国内の学術研究機関や地域の歴史研究会等と連携し、高等学校における地歴公民科目における探究活動の推進と学問研究の普及及び教育活動を通じた地域・社会貢献を目的として実施する無料の公開講座です。
2025年にあたる令和7年度は、21世紀第1四半世紀の年となることから、「21世紀の大分岐を考える-現在の課題を次世代に先送りしないために-」と題して、核兵器の廃絶・ジェンダー格差問題・アメリカの覇権後の世界情勢に関する以下の4講演を実施します。最終回となる第4回講座では、東京大学・一橋大学名誉教授、高大研初代会長の油井大三郎先生に、ご専門分野のアメリカ現代史の最前線に関するテーマとして、21世紀第一四半世紀を経て史上3度目となる覇権交代期を迎える今日、「アメリカの覇権衰退後の世界」についての展望及び「トゥキディデスの罠」回避のための道筋を「過去と現在の対話」を通じてご考察いただき、「21世紀の大分岐を考える」最終章といたします。課題図書 は油井大三郎著『軍事力で平和は守れるのか―歴史から考える―』(岩波書店、2023年)です。
2 目 的
当該テーマの第一線で活躍する研究者の著書及びその講演を通じて、講座に参加する教員・生徒がともに21世紀のあるべき姿を求めて 歴史研究に取り組むとともに、本講座の一般公開(Zoomウェビナー開催)を通じて広く市民社会や他の研究諸機関と問題意識を共有し、双方向性を備えた公共性の高い言論空間を創出することによって民主的社会の形成に寄与することを目指します。
3 講師紹介 油井大三郎(ゆいだいざぶろう):1945年生まれ,1974年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学.社会学博士(一橋大学),2000~2005年東京大学大学院総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター長,2004~06年アメリカ学会会長,2015~2017年高大連携歴史教育研究会初代会長。 著書『戦後世界秩序の形成―アメリカ資本主義と東地中海地域1944-1947』(東京大学出版会),『未完の占領改革―アメリカ知識人と 捨てられた日本民主化構想』(東京大学出版会),『なぜ戦争観は衝突するか―日本とアメリカ』(岩波現代文庫),『好戦の共和国アメリカ―戦争の記憶をたどる』(岩波新書),『越境する一九六〇年代―米国・日本・西欧の国際比較』(編著,彩流社),『ベトナム戦争に抗した人々(世界史リブレット)』(山川出版社),『平和を我らに―越境するベトナム反戦の声』(岩波書店),『避けられた戦争―一九二〇年代・日本の選択』(ちくま新書),『軍事力で平和は守れるのか――歴史から考える』(共著,岩波書店),『日系アメリカ人強制収容所からの〈帰還〉―人種と世代を超えた戦後補償運動』(岩波書店),『世界史の中のガザ戦争』(共著,大月書店)
4 主 催 21世紀歴史教育研究会
5 申込み https://forms.gle/XBpS9CzTzXgtqmWV6 または PR画像内のQRコードから申し込みフォームへ
6 締 切 11月13日(木)まで
7 問い合わせ 21世紀歴史教育研究会事務局(秋田県立秋田北鷹高等学校内)
住 所 〒018-3314秋田県北秋田市伊勢町1-1
電 話 0186-60-0151
E-mail 21rekiken@gmaill.com



