2022-24にかけてジョージア、日本、トルコ、ギリシャ、アルメニアの5カ国を巡り開催されてきた移動型のパブリックアートプロジェクト「風の目たち」のポケットツアーブックと、ヴェトナム、インド、オランダなどをめぐり、暮らすでも旅するでもない「滞在」という時間をテーマにしたNeutral Colors第6号。旅することや移動することの意味を問いかけるような二誌は、どちらも2025年8月に刊行されました。
本イベントでは、「風の目たち」の企画者/ディレクターでありポケットツアーブックの著者でもある吉田山さん、Neutral Colors編集長の加藤直徳さん、二誌のデザインを手がけたデザイナー加納大輔さんの3名をお招きし、それぞれの本の制作背景から、旅すること、滞在すること、その時間の中で何かをつくることの意味についてなど、じっくりとお話しいただきます。
2020年コロナ禍以降、「移動すること」があたりまえのようにできなくなった状況を経て、旅することの意味や理由も変化してきているように思います。馴染みのない場所に身を投じ、そこにいる人とともに時間を過ごしながらつくることは、作り手に、そこで出会った人々に、読み手たちに何をもたらすのか。二誌を読み解くことを通じて、旅することの意味が、そして一見その対極にある見慣れた日常までもが、新たな視点から捉え直されていく時間になるはずです。
それぞれの本についてより深く知りたい方はもちろん、旅の話が聞きたい方や本づくりに興味がある方も、ふるってご参加ください!
▶︎実施概要
日時:2025年11月6日(木) 19:30 – 21:00 (19:00開場)
会場:COUNTER BOOKS(東京都目黒区鷹番3-4-25 GAKUDAI PARK STREET内)
参加費:1650円(税込) + 1ドリンクオーダー
お申し込み方法:peatixページよりお申し込みください。
※ご注意
・ドリンクオーダー時に混雑が予想されますので、できるだけ19:20までにお越しいただきますようご協力お願いいたします。
・当日の様子はCOUNTER BOOKSにて撮影・録音させていただきます。
▶︎本について
『風の目たち / The Eyes of the Wind Pocket Tour Book 2022―2024』
著者:吉田山 /発行:FLOATING ALPS
著者:加藤直徳/発行:NEUTRAL COLORS
※どちらもCOUNTER BOOKS店頭にてお買い求めいただけます。
▶︎登壇者
吉田山(よしだやま)さん
富山県富山市生まれ。現在は東京を拠点に、独学で芸術を学び、キュレーター、アーティストとして活動している。アーティスト、デザイナー、建築家、企業など、異分野の専門家や組織との協働を通じて、社会と芸術の新たな関係構築や価値創造に取り組む。
加納大輔(かのう・だいすけ)さん
グラフィックデザイナー。2019年よりフリーランスとして活動。雑誌「NEUTRAL COLORS」のADを務めるほか、写真集・作品集のブックデザイン、美術館の展覧会広報物など、文化・芸術に関わる仕事を中心に活動。2022年より多摩美術大学版画専攻にて非常勤講師を務める。
加藤直徳(かとう・なおのり)さん
編集者。出版社、編集プロダクション、デザイン事務所それぞれで『NEUTRAL』『TRANSIT』『ATLANTIS』を創刊。一貫して雑誌の編集にこだわりを持つ。2019年より一人出版社「NEUTRAL COLORS」を開始。リソグラフ、シルクスクリーンなど、印刷に手作業を組み込んで本をつくる。



