私たちには「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」があると憲法は定めており、社会保障制度はそのための「セーフティーネット」であると言われています。そして、日本には約400の社会保障制度や相談窓口があります。しかし実際は、その存在を知らなければ利用することができません。一体どのような制度があり、どのような状況でどの制度を使えるのか、皆さんは知っているでしょうか?
社会保障制度は命や尊厳にもかかわる重要な制度です。それにもかかわらず、日本では利用者が自身の状況を認識し、自らの意志で制度を申請するまで給付が開始されないという「申請主義」をとっています。その結果、利用できるはずの社会保障制度までたどり着けず、セーフティーネットからこぼれ落ちてしまう人たちも少なくありません。
今回の学習会では、ソーシャルワーカーとしての現場での経験をもとにこの問題に取り組む横山北斗さんにお話しいただき、日本の社会保障制度とその問題点について学びます。
講師紹介 横山北斗(社会福祉士.、NPO法人Social Change Agency代表理事)
社会福祉学修士。神奈川県立保健福祉大学卒業後、医療機関にて 患者家族への相談援助業務に従事後、NPO法人を設立。内閣府 孤独・孤立対策担当室HP企画委員会(2021〜現在)、こども家庭庁 幼児期までのこどもの育ち部会 委員(2023〜現在)、厚生労働省 社会保障教育の推進に関する検討会 委員(2023)を務める。著書に『15歳からの社会保障』(日本評論社)がある。
コメンテーター;藤田早苗 (エセックス大学ヒューマンライツ・センター フェロー)
法学博士。専門は国際人権法。2015年にロンドンで本学習会を立ち上げる。日本の人権状況向上を切望し、奔走しているアカデミック・アクティビスト。『武器としての国際人権』(2022年集英社新書)著者。2023年日隅一雄情報流通促進賞奨励賞受賞。
【日時】 2026年2月28日(土)日本時間19:00-21:30 英国時間10:00-12:30
★申込みされると、当日参加できない方も期間限定でアーカイブ(録画)視聴可能です。
【会場】 ZOOM開催 (使用言語は日本語)
【参加費】400円(活動費と講師へのギフト代+送料に充てさせていただきます)
※カンパ歓迎(600円、1100円、1600円)
※生活保護を受給されている方は無料に致します。別途ご連絡ください。
【懇親会】 講演後、懇親会をオンラインで実施致します。是非ご参加ください。
【申し込みフォーム】
※チケット購入にはPeatixというチケット販売サイトの無料アカウント作成が必要となります)
・事前にメールにて会の詳細についてお知らせする必要があるため、チケット販売終了日時を 【日本時間2月28日6:00 /イギリス時間2月27日21:00】に設定させていただいております。
・お申し込みされた方にPeatixからメールで本番2-3日前と当日にzoomのリンクをお送りいたします。もしzoomリンクを含めたメールを受け取れないようでしたら、すぐに運営事務局までご連絡ください。
・アーカイブ視聴につきましては、会の終了後、お申し込みいただいた方全員にご案内いたします。
・運営の関係上、お1人様1チケットの購入をお願いしております。一枚のチケットでご家族など複数の方が視聴される場合は、カンパ付きチケットをご購入ください。
学習会FBページ: https://www.facebook.com/japanfromoverseas/
事務局連絡先: sotokaramanabu.uk@gmail.com