私たちの知る権利のために、マスメディアの役割は不可欠です。また、ジャーナリズムの空洞化は民主主義の機能不全を招きます。一方、旧来の新聞、テレビの影響力の減退は深刻で、その背景には収益の減少に加え、ジャーナリズムのミッションや倫理の荒廃という課題もあるといわれています。
今回の学習会では、ジャーナリストで大学での教育にも尽力されてきた野中章弘さんに、「ジャーナリズムとは何か」「ジャーナリストの使命とは何か」という基本と、日本のメディアについての歴史的背景と構造的な問題をお話しいただきます。そのうえで、市民の側から今のジャーナリズムのあり方を考え、行動につなげていくきっかけにしたいと思っています。
【講師】野中章弘(ジャーナリスト、プロデューサー。早稲田大学名誉教授。アジアプレス・インターナショナル代表)
87年、報道規制の厳しいアジア諸国のジャーナリストたちのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立。小型ビデオを使うビデオ・ジャーナリズム(VJ)の手法によるニュースリポートやドキュメンタリーを制作・プロデュース。チベット、東ティモール、アフガニスタンなどNHK(ETV特集、BSドキュメンタリーなど)を中心にテレビ朝日、朝日ニュースター、MXテレビなど発表本数は200本を超える。大学の教員としては、1990年代より東京大学、立教大学、青山学院大学などで、ジャーナリズム論、映像論、時事問題研究などを担当。2000年代からはおもに早稲田大学で、ジャーナリスト教育に注力。
コメンテーター;藤田早苗(エセックス大学ヒューマンライツ・センター フェロー)
シェフィールド大学 メディアの自由センター 学外研究員
2015年にロンドンで本学習会を立ち上げる。『武器としての国際人権』(2022年集英社新書)著者。2023年日隅一雄情報流通促進賞奨励賞受賞。
【懇親会】講演後、懇親会をオンラインで実施致します。是非ご参加ください。
日時
会場・
アクセス
ZOOM開催 (使用言語は日本語)
★申込みされると、当日参加できない方も期間限定でアーカイブ(録画)視聴可能です。
定員
非公開
参加費
400円
※カンパ歓迎(600円、1100円、1600円)
※生活保護を受給されている方は無料に致します。別途ご連絡ください。
申込方法
https://peatix.com/event/4199305
主催
連絡先
日本を外から学ぶ学習会
sotokaramanabu.uk@gmail.com
注意事項
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