政策立案プロセスにおける永田町の論理を知る

PMIルールメイキングスクール（第２期）の第5回講座を開催します！
PMIルールメイキングスクールは、昨年7月から、ルールメイキングを学習するための体系的なカリキュラムのもとで、数々の豪華な講師陣をお招きし、意欲の高い会員の皆様とともにディスカッションや講師への質問などを通じて、ルールメイキングについての理解を深める場として運営されてきました。
全12回の体系的なカリキュラムは一巡し、2024年9月から、体系的なカリキュラムであることはそのままに、テーマや講師を新たにして、第2期として開校いたしました。
第5回講座は、「政策形成プロセスにおける永田町の論理を知る」というテーマで、1月8日（火）に開催いたします。
オンライン方式で行う予定です。
単発受講も可能ですので、ご関心のある方は、ぜひお申込みください。

イベント概要

◆日時：2025年1月8日（水）20:00～21:30
◆開催方法：オンライン（ZOOM）
◆テーマ：政策形成における永田町の論理を知る
◆スピーカー：
一般社団法人Public Meets Innovation理事、元・内閣官房参事官補佐、信州大学先鋭領域研究融合群社会基盤研究所特任教員
片岡 修平
◆講義の概要：※あくまで現時点の想定
「政策立案プロセスにおける永田町の論理を知る」ためにどう解像度を上げるか、３つのポイントを紹介後、参加者と具体的テーマを用いたディスカッションにて、明日から提案に動ける活きた知識とすることを目指す。
（１）永田町のキャリア（最大与党を大企業/スタートアップと対比してみよう。出世10段階のうち現在地はどこで、モチベーションの源泉はどこにあるのか。）　:
⇒公表情報を読み解く背景知識、「当選1回の雑務から、当選4回5回の与党⚪︎⚪︎部会長という素晴らしいポスト、政務官や副大臣よりも各省政策に強く携われる権限。これらが明文化ない慣習として存在する。
（２）永田町のお金
いま話題になりつつある企業・団体献金、これらの実勢をご存知ですか。どの程度のインパクトがあるのか（党全体の収支に占める比率、また、政治家個人の収支に占める比率）。企業・団体献金の代わりにほぼ同じ意味合い存在する新聞事業収入とは（某中小規模政党）。今後、自粛される流れとなった場合の新たなNPO法人寄付スキームとは。
（３）永田町の論理。（関心ある政策✖️時流に乗せてアジェンダ化）。自分の顔ポスターを街中に貼ってでも…儲からなくても…成し遂げたいミッションがあるから政治家をやっている。お金だけのために動くわけがない。しかし何かをやるには裁量予算が必要。企業と同じ。ただ、案外、裁量予算ないのが、政治家。業績・手柄を持っていただき予算を得つつ共創していく手法とは。
⇨困ってるのでなんとかしてほしい（ロビイング1.0、偉い人への陳情）だけではなぜ通用しないのか。
⇒明日から動ける素案になっていない例の特徴（財源無視、過去との連続性や公益に資する理由がない、政策提言の解像度が低い、政府の優先度を高める理由がなくfeasibilityが低い）
⇨ディスカッションでは、具体なケースを紹介します。（1）これができたら年収3600万円な高難度ロビイングテーマ（某外資製造業、税と法改正、鉄の大三角形を敵に回すのは大変だ）。（2）現在進行形、政策立案担当者の納得感を得られるリテールメディア業界の進め方ケーススタディ（ニーズに寄り添う、これなら課長補佐もやってみたいと思う、そんな提案型ロビイング2.0とは）
◆参加費：
・一般：11,000円（税込）
・学生・司法修習生：1,100円（税込）
※ルールメイキングスクール会員になっていただくと、無料で参加できます。
PMIルールメイキングスクールとは
PMIルールメイキングスクールは、第一線で活躍するルールメイカーとともに、学び、議論し、つながる実践コミュニティです。
ルールメイキングに関する勉強会を毎月開催し、ルールメイキングを学ぶための体系的なカリキュラムを提供いたします。
ルールメイキングに関心のある方はどなたでも参加することが可能ですので、たくさんのご参加をお待ちしております！
https://pmirulemakingschool.web.app