『香港残響 危機の時代のポピュラー文化』【東京外国語大学出版会】刊行記念 小栗宏太さん（著者）× 西中利江さん トークイベント

いまこそ香港カルチャーを語ろう！
～危機の時代とポピュラー文化～

かつては香港といえば、エンタメが国際的に注目された時代もありました。ところが近年では、中国への返還にともなう社会変化が大きな関心を集める一方、日本で最新の香港芸能が紹介される機会はほとんどありません。
本イベントでは、香港においてポピュラー文化と政治情勢が結びつく「遠回りの回路」を分析した書籍『香港残響 危機の時代のポピュラー文化』の著者である小栗宏太さん、そして中学・高校の日本史教員でもあり、さまざまな香港文化にも造詣が深い西中利江さんをお招きし、カルチャーの側面から、香港の今を語り尽くしてもらいます。
2010 年代以降に香港芸能にハマった新世代の香港研究者ふたりが、香港イメージの過去と現在をつなぎ、未来へと伝える、どこよりもディープな最新香港カルチャートークです！
 
60 分ほどのトークの後、質疑応答と著者・小栗宏太さんのサイン会を予定しております。サイン会にご参加希望のお客様は当店にて対象書籍『香港残響 危機の時代のポピュラー文化』（ 小栗宏太【著】 / 東京外国語大学出版会 / 税込3190円）をご購入ください。イベント当日は会場にもご用意いたします。
皆様のご参加をお待ち申しあげております。
 
【日時】2025年1月18日(土)　17:40開場 / 18:00開演
 
【会場】紀伊國屋書店新宿本店　3階アカデミック・ラウンジ
 
【参加方法】
無料でご観覧いただけるイベントです。サイン会にご参加いただけるお客様はイベント当日までに、当店にて対象書籍をご購入くださいませ。
◆着席でのご参加：事前にご予約のうえ、イベント当日は会場にお越しください。
★ 申込～参加の手順 ★
①本サイトにて「着席参加」を申し込む
（お申し込みにはPeatixアカウントが必要です。お持ちでない方は新規登録のうえお申し込みください）
②会場受付にてPeatixのチケットを提示する
◆立ち見でのご参加：ご予約不要で、無料にてご覧いただけます。当日会場までお越しください。
オープンスペースでの開催となりますので、ご予約なしのお客様も立ち見にてご観覧いただけます。
※お申し込み画面にてご入力いただいた情報は、本イベントに関するご連絡以外の目的には使用しません。
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【登壇者プロフィール】
著者：小栗 宏太（おぐり こうた）
文化人類学者。2014年ごろから香港研究を志ざし、研究のかたわら、音楽を中心に香港文化の紹介も行う。最近は香港ヒップホップに夢中で、趣味は広東語歌詞を韻踏みながら訳すこと。2023年、東京外国語大学で博士号取得。現在同大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー。共編著に『香港と「中国化」：受容・摩擦・抵抗の構造』（明石書店、2022年、倉田徹との共編）など。香港映画『縁路はるばる』（2023年日本公開、山田愛玲との共訳）の字幕翻訳も手がける。
西中 利江（にしなか りえ）
日本史教員。大学院まで日本中世史専攻。2013年に香港初訪問、以降自主フィールドワークを重ね香港社会への関心を深める。現在は学校業務のかたわら近代日本・香港関係史を研究。また趣味で香港のヴィンテージ品や記念品の収集も行っており、現在収集歴4年目。お茶の水女子大学で修士号取得。現在駒場東邦中学高校社会科教諭。直近の論稿は「明治期における日本人と香港：「香港史」の再発見と「歴史総合」教材研究」（『駒場東邦研究紀要』第50号、2024）。

『香港残響　危機の時代のポピュラー文化』
小栗宏太（著）
四六判・並製・360頁
ISBN 978-4-910635-12-5 C0036
定価：本体2900円（税別）