【全6回受講】東京大空襲・戦災資料センター連続市民講座2025
戦後80年の秋、東京大空襲・戦災資料センターでは、全6回の市民講座を開催いたします。東京大空襲の基礎講座に始まり、障害者にとっての空襲、ドイツ空襲との比較、学童集団疎開を強いられた子どもたち、空襲について記録した写真といったテーマに加え、平和博物館の課題も展望します。各回のテーマと配信開始日は下記のとおりです。ぜひご参加ください。
*全10回一括申し込み用のページです。個別申込の場合は1回1500円のところ、全6回で7500円になります。
*各回の配信開始日に、peatixを通して配信用URLをお知らせします。
*配信開始日から3月31日まで、すべての回をいつでもご覧いただけます。
*各回個別の申し込みは、それぞれのイベントページからお申し込みください。
*録画、複製、転載を禁止します。
第1回 初めて学ぶ東京大空襲 2025年10月20日配信開始
講師:比江島大和(学芸員)
80年前の東京大空襲の実態を資料や空襲体験から学びます。さらに、空襲の歴史的な位置づけ、残された課題など、今を生きる私たちが知っておきたいポイントも紹介します。
第2回 空襲と聴覚障害者 11月3日配信開始
講師:小薗崇明(学芸員)
空襲と障害者に関する記録や研究は極めて少ないのが現状です。本講座では、戦時下の空襲において、特に聴覚障害者が直面した困難についてその実態を明らかにします。
第3回 ドイツ空襲と戦後の空襲認識の変容 11月17日配信開始
講師:柳原伸洋(東京女子大学)
第二次世界大戦中、ドイツはワルシャワ、ロッテルダム、ロンドンなどに空爆を実行し、その後にはドイツが甚大な空襲被害を受けました。また、敗戦国として空襲の記憶がどのように扱われてきたのかも取り上げます。
第4回 学童集団疎開 12月1日配信開始
講師:青木哲夫(主任研究員)
1944年8月、「拙速」と言われながら、あわただしく実施された学童集団疎開。さびしさ・空腹・シラミ・空襲など、疎開地での子どもたちの暮らしはどのようなものだったか。国家による家庭分断である学童集団疎開について考えます。
第5回 「写真」から紐解く、戦時・戦後の東京 12月15日配信開始
講師:佐藤洋一(早稲田大学)
戦時・戦後日本を紹介する写真が持つ情報の“奥行き”を読み解き、戦後のイメージがどのように形成されてきたのかを、振り返ってみたいと思います。今日、私たちが目にする写真の違いを確認し、私たち自身がどのように記録を残していくのかについても考えたいと思います。
第6回 『戦後80年』と東京大空襲ー平和博物館の課題を考える 12月29日配信開始
講師:吉田裕(館長 一橋大学名誉教授)
『戦後80年』をめぐる政治や社会、さらには国民意識の状況に目を配りながら、東京大空襲の問題を中心にして、平和博物館の課題について考えます。
【カンパのお願い】東京大空襲・戦災資料センターは民立民営の博物館です。ご支援いただける方は、併せてカンパをいただけるとありがたいです。可能な方はよろしくお願いいたします。
主催:東京大空襲・戦災資料センター
https://tokyo-sensai.net/
東京都江東区北砂1丁目5-4 TEL:03-5857-5631 tokyoraids@gmail.com